いざね’s エッセイ      
 
         このページでは、「いざね」が日常 感じたことや、みなさんに伝えたいこと
       などを 手紙という形を借りて 書き綴っていきます。
       「君へ」の 君が 誰なのかは みなさんの想像に おまかせします

君への 手紙
         
         ※ おもいっきり 不定期に更新しています、思いだしたときにでも のぞいてみてください。
            このページだけは ちょっと濃い目でいきますね。
 
一つ後へ
一つ後へ
一つ前へ
一つ前へ

2005年07月27日
(13通目)


突然いなくなった人への想いは 消えることはない

その 悲しみ、切なさ、後悔 といった念は 消しようもなく重くのしかかる


それでも生きていく道を選んだ者にとって、日常という営みは 避けては通れず

煩雑で、息苦しく、長く長く続いていく波の中に 身を置いたままなんだ


ただ、日常は、そうであるが故、 人の記憶を薄れさせる

どうにも取り返しのつかない記憶を 少しずつ 忘れさせてくれるもの


 
 それでいいんだよね きっと・・・

 そうじゃなきゃ いけないんだ



俺は 今 日常の中にいる

煩雑で、息苦しく、長く長く続いていく日々  

ときおり訪れる幸せな時間に癒されながら、はるか先の光を求めて


それが生きるっていうことでしょ? 人生を歩いていくことなんでしょ?



  日常に埋もれ 薄れていく記憶

  でも 消えてしまうことのない 傷



やっぱり ズルイよね   

うん、やっぱり ズルイよ

途中で 辞めちゃうなんてさ

おなじ時の流れの中を 歩いていたかったのに



俺は また日常を歩いていく、煩雑で 息苦しく 長く長く続いていく道

ときおり訪れる 幸せな時間・・・はるか先の光・・・生きていく・・・

                             
                                    いざね