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(13通目)
突然いなくなった人への想いは 消えることはない
その 悲しみ、切なさ、後悔 といった念は 消しようもなく重くのしかかる
それでも生きていく道を選んだ者にとって、日常という営みは 避けては通れず
煩雑で、息苦しく、長く長く続いていく波の中に 身を置いたままなんだ
ただ、日常は、そうであるが故、 人の記憶を薄れさせる
どうにも取り返しのつかない記憶を 少しずつ 忘れさせてくれるもの
それでいいんだよね きっと・・・
そうじゃなきゃ いけないんだ
俺は 今 日常の中にいる
煩雑で、息苦しく、長く長く続いていく日々
ときおり訪れる幸せな時間に癒されながら、はるか先の光を求めて
それが生きるっていうことでしょ? 人生を歩いていくことなんでしょ?
日常に埋もれ 薄れていく記憶
でも 消えてしまうことのない 傷
やっぱり ズルイよね
うん、やっぱり ズルイよ
途中で 辞めちゃうなんてさ
おなじ時の流れの中を 歩いていたかったのに
俺は また日常を歩いていく、煩雑で 息苦しく 長く長く続いていく道
ときおり訪れる 幸せな時間・・・はるか先の光・・・生きていく・・・
いざね |
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