いざね’s エッセイ      
 
         このページでは、「いざね」が日常 感じたことや、みなさんに伝えたいこと
       などを 手紙という形を借りて 書き綴っていきます。
       「君へ」の 君が 誰なのかは みなさんの想像に おまかせします

君への 手紙
         
         ※ おもいっきり 不定期に更新しています、思いだしたときにでも のぞいてみてください。
            このページだけは ちょっと濃い目でいきますね。
 
一つ後へ
一つ後へ
一つ前へ
一つ前へ

2005年07月16日
(12通目)

昨日、ある人が 亡くなった・・・

特別 親しくもなかったし、お互いのことを深く話したこともなかった
でも、俺にとっては なぜか とても気になる存在の 人だったんだ

その人とは、直接 会ったこともなければ、電話で話したこともない
思えば、その人の 年齢すら知らない、少なくとも俺よりかなり若かったはずだけど


ネットの中だけの関係・・・ 

とても希薄だけれど とても強い関係  それだけのこと


その人も写真を撮っていた。 文章を書いていた。 想いを伝えようとしていた。
それだけが 俺と、その人の共通点、  それだけで十分だったともいえるのかな?



ほんの数ヶ月の間だったけど、何度か言葉を交わした、メール と ホームページの掲示板
「言葉」を交わす という意味では 直接会って話す言葉と 文章として交わす言葉に
どれほどの差があるのだろう?

会って話す 数万語の言葉より メールで打つ1行の言葉が 心に染みることだってある
そんなことに気付かせてくれたのも その人だった


その人は 俺のことを 「不思議な人」と形容した
自分が 落ち込んでいるときに限って 俺が話しかける という

たまたま そんなタイミングが重なったのだろうか? 
それともなにかの波動が俺を呼んだのか?

とにかく その人にとって 俺は 「不思議な人」 だったらしい



でもね、急にいなくなってしまった その人に 言いたい

「あんたこそ 不思議な人やん」

これからの自分に ものすごく迷ってたとき  俺のほうこそあんたに 勇気もらったんやで

特別 励まされた訳やないけど、なんか あったかいもん 感じてたんやで。

それやのに急に いなくなるなんて、やっぱり 「あんたこそ 不思議な人やわ」



1度も逢えなかったのは 心残りだけど、 今は この言葉で見送りたいと想います。


「 ありがとう これからは ゆっくり眠ってね 」



                                     いざね